凱旋門賞個人的見解
やっていきます。
ちなみにガチ言い訳のクソ結果論ですが去年はトルカータータッソを最後まで悩んだ末に買わずにバブルギフト買ってました。
悩んだら両方買え。
まずは凱旋門賞の傾向について。
- 4歳の成績が一番良く、次点で3歳。5歳は勝利数こそ少ないものの複勝圏内には安定した成績を誇っている
- 牝馬の成績は良いが、5歳の牝馬には鬼門。去年のタルナワや5歳のエネイブルも勝てていない。
- 前走は愛チャンとヴェルメイユ賞の成績が良いが、今年はヴェルメイユ組は実力の劣るグランドグローリーのみ。
- 当日は内にオープンストレッチが開放されるため内枠が有利とされている。しかし去年は外からトルカータータッソが差してきたため外だからといって切るのもNG。
- 重馬場だと成長している4歳以上の馬、軽い馬場だと斤量の軽い3歳馬の成績が良い。
- 血統的にはアーバンシー一族とミルリーフの独壇場。
- 前走連対馬は過去10年の凱旋門賞3着以内の25/30を占める。前走で崩れている馬は軽視して良い。
傾向としてはこのような形でしょう。
次に出走馬について。個人的に切っている馬は雑に解説しつつ、5点満点で点数予想をしていこうと思います。
この点数に関しては、その馬の強さそのものだけではなく凱旋門賞に対する適性も入れていきます。
1-17(左が馬番号、右がゲート番号) ミシュリフ 26倍(執筆時点で日本で馬券発売されていないため海外オッズ参照)
3点
実績としてはトップクラスだが完全に適性外に見える。普通に英チャンやBC使えばいいと思うけどなぁ。距離に関してはアスコットの2390でばてていたしロンシャンも怪しい。重い馬場も苦手だし大外だしで今回は外していいと思う。
2-18 トルカータータッソ 8.5倍
5点
上記の通り昨年の覇者。枠に関しては大外になってしまったが去年もある程度外からだったためあまり気にしなくてもよさそう。前走バーデン大賞で負けてしまっているがほとんど差のない2着なのでそこも心配する必要はないと思う。
3-19 マレオーストラリア 29倍
1点
前走サンクルー大賞でアルピニスタから1.6秒離された7着というのは上記のデータ的に良くもないし大外だしで切って良いと思った。
4-15 シリウェイ 34倍
1点
英チャン以来勝ちがなく馬券内に好走したガネー賞もステートオブレストくらいしか強いメンツがおらずやはり英チャンだけの一発屋に見える。
5-12 アレンカー 51倍
1点
昨年の凱旋門賞9着。今年に入ってからステートオブレストやロードノースを下しタタソールズカップを制しているがそれ以降は成績が振るわず。2走続けて崩れているためここも軽視でいい。
6-5 ディープボンド 67倍
2点
昨年のフォワ賞の勝ち馬。しかしフォワ賞は馬場が軽く日本馬向きの状態だった。その後の馬場が重くなった凱旋門賞ではまったくいいところがなく終わってしまった。今年も重くなることが見込まれるので厳しい。万が一軽くなれば…?
ただG1勝ちのない馬は近年はソレミアくらいしか勝っていない。
7-14 ブルーム 67倍
1点
昨年の凱旋門賞11着。昨年のサンクルー大賞を勝ったあとはG2勝ちのみ。完全に枯れてはいないだろうが、G1では通用しないように見える。
8-20 ステイフーリッシュ 67倍
2点
日本からステイゴールド最後の世代。ステイゴールド産駒といえばオルフェーヴルやナカヤマフェスタと凱旋門賞好走馬を輩出しているがそれらは飽くまでも国内でのG1を制している。G1未勝利馬は上記の通り力不足である上、年齢的なハンディがある。1点ではないのはステイゴールド産駒と60キロの斤量経験を買って2点とした。
10-1 メンドシーノ 26倍
4点
前走で去年の凱旋門賞馬トルカータータッソを下して突如凱旋門賞に名乗りを上げた馬。
トルカータータッソと同じアドラーフルク産駒で昨年はバイエルン大賞でアルピニスタの2着がある。中穴としてはかなり面白いと思う。
最内を貰えたしね。
11-10 タイトルホルダー 9倍
4点
なんでメンドシーノと同じ評価なんだよってなるかもしれないが血統以外のマイナス要素が多すぎる。人馬ともにロンシャン未経験、59.5の斤量も未経験、さらに凱旋門賞では成績の悪い休み明け。
血統だけ見ればゴリゴリの欧州の牝系なのでロンシャンをこなせるということもあるだろうが、かなり厳しい戦いになると思う。
12-13 バブルギフト 29倍
2点
今年は勝ちきれず、G1勝ちもないため軽視でいいだろう。そもそも前走フォワ賞の成績が良くない。
13-9 グランドグローリー 67倍
1点
サドラーズウェルズを持たず、ミルリーフのクロスを持っている。しかし、年齢もありかなり厳しい。6歳牝馬といえばかつての世界最強馬エネイブルすら馬券外に沈んでいる。
14-6 アルピニスタ 6倍
5点
昨年からG15つを含む7連勝している怪物牝馬。血統面でも文句はないフランケル産駒。
前走61キロでチューズデーに買っているの本当にやべーと思う。
問題は5歳牝馬ということで頭で来ることは厳しいかもしれないが、軸としてはかなり安定していて良いと思う。
15-2 ヴァデニ 8.5倍
4点
前走では怪物ルクセンブルクに完敗。その前のエクリプスステークスでも完全に出遅れたミシュリフに差のない勝利で出遅れがなければ完全に差されていただろう。距離不安もなくはないが、2番枠を貰っている以上わざわざ切る理由もないように思える。
16-4 アルハキーム 15倍
4点
一昨年の勝ち馬ソットサスと同じシユーニを父に持つ。
母父もガリレオと血統面は申し分ない。ただデビューしてから唯一の敗戦が重馬場の仏ダービーということでもしかすると重い馬場は苦手かもしれない。
日本での知名度はあまりないのでオッズがおいしくなるなら枠と血統で買ってみるのも良さそう。
17-11 オネスト 10倍
4点
父フランケル母父シーザスターズというアーバンシーの3×3を持つ馬。
前走愛チャンでルクセンブルクの2着、その前は凱旋門賞と同じ舞台のパリ大賞を勝っているが、このときは稍重でタイムが凱旋門賞で予想されるタイムより速く、時計のかかるであろう今回は果たして…
18-7 ウエストオーバー 11倍
3点
愛ダービーの勝ち馬。ただ今までの勝ち鞍はすべて良馬場だったため重くなるロンシャンにどう対応できるかがカギにある。
そして前走のキングジョージで5着と崩れてしまっているため個人的にデータを基に切る予定ではいる。
19-3 ドウデュース 29倍
3点
我らが日本のダービー馬。ただこの馬は左回りのほうが走りやすいのと、牝系はゴリゴリのアメリカ血統なので凱旋門賞ではなくBCのほうが間違いなく走る。
前走フォワ賞の馬場で既にノメっていたし、さらに悪くなるであろう本番の馬場には残念ながら適応できないと思う。来年も挑戦するなら1年向こうに滞在させるくらいしないと無理だと思う。
20-8 ルクセンブルク 5.5倍
5点
堂々今年の一番人気の3歳馬。前走は時計のかかる馬場で見事に完勝。重馬場の適性は間違いなく高い。
試したことのない距離適性だが、これはキャメロット産駒ということで問題はなさそうに見えるが、キャメロット自身凱旋門賞は勝てなかった上に同馬から凱旋門賞馬が出ていないのもネックに見える。
ただ地力は間違いなく高い。
以上を踏まえると、頭で買うならトルカータータッソ、もしくはメンドシーノ。
軸で買うならアルピニスタかなぁとは思った。
それぞれどこを重視するかだと思いますね。
にしても本当に楽しみです。